eSIMを使用してアメリカでインターネットに接続する方法とは？

アメリカ旅行を計画する時に、現地でインターネットに接続する最適な方法を探しているはずです。アメリカでインターネットに接続すると、ニューヨークでレストランを検索したり、ロスアンゼルスで家族に連絡したり、自由の女神や国道66号線を観光している姿を友人に共有することができます。アメリカで使える接続方法を探している際に、eSIMを見付けたのではないでしょうか。eSIMを利用すると、ローミングの高額請求や公衆無線LANで個人情報を危険にさらす必要が無く、現地に到着してから即時にインターネットに接続できます。

この記事では、計画されている旅行に最適なアメリカ向けeSIMの探し方をご紹介します。市場には多くのeSIM販売店があり、それぞれの回線速度、データ容量、カスタマーサポート、価格やプランの使用期間などの特徴がことなります。最適な接続方法を選べるよう、主なeSIM販売店である「Holafly」、「Airalo」、「SimOptions」などのメリットやデメリットを比較できるよう分かりやすく解説します。ちなみに、Holaflyの無制限データプランでは、追加料金が発生する心配がなく、24時間のカスタマーサポートなどを利用できます。

アメリカ旅行向けeSIMの比較表

様々な販売店のeSIMを比較する際には、それぞれの特徴や機能を把握することが重要です。これで、ご自身の旅行プランやニーズに合ったeSIMを選ぶことができます。以下に、各eSIM販売店の情報をまとめた比較表を作成したので、eSIMを選ぶ際に是非参考にしてください。各eSIM販売店について詳しく解説していくので、最後までお見逃しなく。

販売店	使用期間	テザリング	無制限プラン	アプリ	データ容量	カスタマーサポート	価格	Trustpilot	評価
Holafly	5日、10日、 15日、 20日、 30日、 60日、 90日間	✕	〇	あり	全プランデータ無制限	チャット、Line（日本語対応）	2400円から11900円	4.6	4.3
Airalo	7日、 15日、 30日間	〇	✕	あり	1GB、2GB、3GB、5GB	チャットボット（英語対応）	8ユーロから33ユーロ（約1150円から4730円）	3.9	3.8
Maya Mobile	30 日間	〇	〇	無し	1GB、3GB、5GB、10GB、無制限	チャットボット（英語対応）	13ユーロから141ユーロ（約1870円から20190円）	4.5	3.2
Nomad	7日、30日間	〇	✕	あり	1GB、3GB、5GB、20GB、30GB、40GB、 50GB	Eメール、アプリ（英語対応）	6ユーロから225ユーロ（約860円から32220円）	3.1	3.6
Simoptions	10日、 15日、 30日間	✕	✕	無し	1GB、6GB、10GB、20GB	チャット（英語対応）	10,9ユーロから39ユーロ（約1560円から5590円）	3.5	3
Ubigi	1日、30日間、 12カ月間	〇	✕	あり	500 MB、1GB、5GB、10 GB、 20 GB、50GB	Eメール（英語対応）l	2,9$ – 68$.	4.2	4.1

1. Holafly（オラフライ）: アメリカ向けeSIMの無制限のデータ通信プランと日本語でのサポート対応

メリット	・周遊プランと1カ国プランを提供している・HolaflyのeSIMは簡単に購入ができ、QRコードまたは手動でインストールが可能・様々な価格や使用期間のeSIMデータプランを提供・160カ国で使えるeSIMを提供・提供しているほとんどのデータプランが無制限・様々な言語で24時間年中無休でのカスタマーサポートサービスを提供（日本語、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語）・リーズナブルな価格を提供・円、ドル、ユーロ、メキシコペソでの支払いが可能・5日、10日、 15日、 20日、 30日、 60日、 90日間の幅広い使用期間を提供・公式アプリより、データの使用料と残存期間の確認が可能
デメリット	・eSIMプランには、通話とSMSサービスが含まない・中には割高なプランもあるが、ギガ不足やチャージの心配無用・Holaflyのアメリカ向けeSIMは、テザリングの使用不可・HolaflyのアプリからはeSIMのインストールが不可

Holaflyは、無制限のデータ通信プランを提供しており、旅行中にデータ不足の心配をする必要もないため、旅行向けeSIMを購入するのに最適な販売店の1つです。さらに、24時間年中無休で日本語、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語でのカスタマーサポートをチャットまたはLineで提供しています。現在Trustpilotで4.6という最高の顧客評価を得ている販売店です。

Holaflyのウェブサイトでは、利用期間に応じて2400円から11900円の範囲で7種類の無制限データプランを提供しています。利用期間は、5日、10日、15日、20日、30日、60日、90日間です。これは、アメリカでの長期滞在、ノマドワーカーや弾丸旅行に最適です。海外の有名旅行系YouTuberの「Molaviajar（モラビアハール）」や「Viviendo（ビビエンド）」などもHolaflyのeSIMを使用しています。Holaflyのウェブサイトでは、北アメリカ向けeSIM（カナダ、メキシコ、アメリカで利用可能）も提供しているので、2カ国以上へ旅行する際には、eSIMを変える必要がありません。

データプラン	料金	ドルの料金
5日間 – 無制限プラン	2400円	19$
10日間 – 無制限プラン	4400円	34$
15日間 – 無制限プラン	5700円	47$
20日間 – 無制限プラン	6900円	57$
30日間 – 無制限プラン	8400円	69$
60日間 – 無制限プラン	10400円	87$
90日間 – 無制限プラン	11900円	99$

HolaflyのeSIMを購入後、Eメールに届くQRコードをスキャンするだけで簡単にインストールできます。また、ノートパソコンが無くても、アプリまたはEメールに送信されたインストールコードを手動で入力するだけでインストールできます。Holaflyのアプリは、データ容量を管理するために便利です。

HolaflyのeSIMは割高ですが、無制限のデータ通信を利用でき、チャージする必要が無いため、機能と価格を比較するとお得だとお分かりいただけます。以下に、私たちの経験に基づいてアメリカ向けeSIMの機能を5点満点で評価したランキングを作成しました。

次の記事では、HolaflyのeSIMを使った私たちの経験や他のユーザーの感想をご覧いただけます。私たちのHolafly eSIMの感想。

データ通信	使用期間	カスタマーサポート	価格	アプリ	回線速度	テザリング	支払い可能な通貨	合計
5	5	4.8	3.5	3.5	4.8	3.5	4.5	4.3

2. Maya Mobile（マヤモバイル）: 必要なGBのデータプラン

メリット	・周遊プランと1カ国プランを提供している・Maya MobileのeSIMは簡単に購入ができ、QRコードまたは手動でインストールが可能・194カ国で使えるeSIMを提供・1GB、3GB、4GB、10GB、30GBのプランを提供している・リーズナブルな価格を提供・テザリングが可能・30日経過すると、オートチャージの設定が可能
デメリット	・eSIMプランには、通話とSMSサービスが含まない・無制限データプランの場合、30GBを消費すると、回線速度が1Mbpsまで制限される・カスタマーサポートは、チャットボットが英語で対応・利用期間は30日間のプランのみ

Maya Mobileでは、アメリカで30日間eSIMを利用できるデータプランを提供しています。価格は各プランに含まれるギガ数によって異なります。合計で5つのデータプランを提供しており、1GB、3GB、5GB、10GB、30GBのプランがあります。価格は5ユーロ（約700円）〜56ユーロ（約7840円）です。

Holaflyと同様に、Maya Mobileは申し込み後にEメールに届くQRコードを読み取ってインストールすることができます。そのため、手続きを簡単かつ素早く行うことができます。さらに、データ通信を提供する通信事業者が各国に少なくとも2社ある強みもあります。万が一、通信ができない場合は、100%の返金対応も行っています。

データプラン	ドルの料金
30日間 – 1GB	5$（約670円）
30日間 – 3GB	12$（約1610円）
30日間 – 4GB	16$（約2140円）
30日間 – 10GB	24$（約3210円）
30日間 – 30GB	75$（約10030円）

Maya MobileのeSIMには、いくつかの欠点があります。例えば、30日間利用できる1種類のデータプランしか提供していません。また、無制限データのプランを提供していないので、旅行中にギガ不足になる可能性があります。以下に、Maya MobileのeSIMの機能を評価した表を添付します。

データ通信	使用期間	カスタマーサポート	価格	アプリ	回線速度	テザリング	支払い可能な通貨	合計
4	3	3	4	0	4.5	4.5	3	3.2

3.SimsOptions（シムズオプション）: 1ヶ月程度の旅行に最適

メリット	・地域別、国別、世界周遊のデータプランを提供・Sim OptionsのeSIMは購入とインストールが簡単・期間、価格、ギガ数が異なるeSIMプランを提供・160カ国で使用できるeSIMを提供・通話とSMSが含まれるプランがある
デメリット	・最大ギガ数が20GBまでで、無制限データプランを提供していない・短期間プランのギガ数が限られている・同じ国であっても、地域で使用する回線によって、eSIMの機能が異なる・使用期間は14日と30日間のみ・チャージ出来ないeSIMプランがある・カスタマーサポートは各通信事業者によるため、良いサービスを保証することはできない・回線速度は、各eSIMブランド（販売店）による・データ消費を管理するアプリがない

SimOptionsは、各国の通信事業者が提供するeSIMを販売しているマーケットプレイスです。そして、パリ、タイ、香港に支社があり、地域別、国別（160カ国以上）、世界周遊で使用できるeSIMを提供しています。

アメリカ向けeSIMには、5種類のデータプランがあります。利用期間は、10日、15日、30日間で、1GB、6GB、10 GB、 20GBのプランを提供しています。標準価格よりは割高で、10.9ドル（約1460円）から39.9ドル（約5340円）です。

SimOptionsの最大の欠点は、ウェブサイトが使いづらいことです。様々な販売店のデータプランを提供しているので、特徴、価格、回線速度、使用期間、カスタマーサポート、チャージやテザリング機能などが異なります。そのため、各販売店の詳細を確認する必要があるので、判断するのがより難しくなります。

データプラン	ドルの料金
30日間 – 1GB	10.9$（約1460円）
10日間 – 6GB	17.9$（約2400円）
30日間 – 10GB	24.9$（約3330円）
30日間 – 20GB	34.9$（約4670円）
15日間 – 6GB	39.9$（約53340円）

SimOptionsでは、様々な販売店のeSIMを提供しているため、比較するのに多くの時間を費やすことになり、購入になかなかたどりつくことができません。さらに、価格も割高で、ドル以外の支払いができず、質の良いサービスも保証できません。下記に、私たちの経験に基づいてSimOptionのeSIMの機能を5点満点で評価するランキングをまとめました。

次の記事では、SimOptionのeSIMについての私たちの経験や他のユーザーの感想を紹介します。試してみる価値あり？

データ通信	使用期間	カスタマーサポート	価格	アプリ	回線速度	テザリング	支払い可能な通貨	合計
3	4	3	3.5	0	4	4	3	3

4. Airalo（アイラロ）: 一番お得なeSIM

メリット	・地域別、国別、世界周遊のデータプランを提供・購入とインストールが簡単・市場で一番お得な販売店・期間、価格、ギガ数が異なるeSIMプランを提供・190カ国で使用できるeSIMを提供・テザリングが可能・チャージが可能・公式アプリからは、eSIMの購入とインストールが可能
デメリット	・最大ギガ数が20GBまでで、無制限データプランを提供していない・短期間プランのギガ数が限られている・通話とSMSが含まれているプランを提供していない・使用期間は7日、14日と30日間のみ・カスタマーサポートサービスは英語対応のみで、返答が遅い

AiraloはHolaflyと同様に、海外旅行向けeSIMを提供していることで世界的にも有名な販売店です。この会社は、2019年にシンガポールでトルコ人のエイブラハム・ブラークとアフメット・バハディール・オズデミールによって設立されました。国際eSIMを逸速く提供し始め、190カ国で利用できるeSIMを提供している会社です。

Airaloのアメリカ向けeSIMは、7日、14日、30日間のプランがあり、価格は4.5ドル（約610円）から45ドル（約6020円）です。Airaloは、一番お得なeSIMを提供していますが、カスタマーサポートサービスの質が悪く、返答も遅いです。それに加え、ギガ数が限られているため、旅行中にギガ不足になる恐れがあり、チャージをする必要があります。つまり、予定していた金額を上回る結果になります。

データプラン	ドルの料金
7日間 – 1GB	4.5$（約610円）
15日間 – 2GB	8$（約1070円）
30日 – 3GB	11$（約1480円）
30日間 – 5GB	16$（約2140円）
30日間 – 10GB	26$（約3480円）
30日間- 20GB	42$（約5620円）

AiraloのeSIMは、お得で幅広いプランを提供している上に、アプリからも消費したギガ数を管理できますが、あまりおすすめできません。これは、上記で伝えた通り、カスタマーサポートサービスの質が悪く、口コミサイトのTrustpiliotでも、決して良い評価を得ていません。下の表を見て分かるように、Airaloは一番評価の低い3.7です。ここでは、AiraloのeSIMの機能を評価するランキングを紹介します。次のリンクからは、Airaloに関する私たちの感想を読むことができます。私たちの感想、Airaloを試してみる価値あり？

データ通信	使用期間	カスタマーサポート	価格	アプリ	回線速度	テザリング	支払い可能な通貨	合計
4	4	3	4.5	4	4	4.5	3	3.8

5. Ubigi（ユビジ）: 格安eSIM

メリット	・地域別、国別、世界周遊のデータプランを提供・UbigiのeSIMは、ウェブサイトまたはアプリからの購入とインストールが簡単・UbigiのeSIMは、無料でアプリからインストール可能・期間、価格、ギガ数が異なるeSIMプランを提供・190カ国で使用できるeSIMを提供・24時間のカスタマーサポートサービスを提供・スマートカー向けeSIMを提供・テザリングが可能・公式アプリからチャージ可能
デメリット	・最大ギガ数が10GBまでで、無制限データプランを提供していない・短期間プランのギガ数が限られている・eSIMプラには、通話とSMSが含まれていない・使用期間は1日と30日間のプランのみ・カスタマーサポートサービスは英語対応のみ

Ubigiは、他のeSIM販売店とは少し違った国際eSIMを提供しています。通常のeSIMは、データプランを購入してからインストールする流れですが、Ubigiの場合は、その逆です。要素るに、無料でeSIMをインストール後、使用予定のギガ数をそのeSIMに追加します。支払いは、円、ドル、ユーロ、ポンドで行えます。

ウェブサイトとアプリでは、500MBから200GBのギガ数が含まれた8種類データプランがあり、利用期間は、1日、30日、12カ月です。これらのeSIMは、海外旅行を頻繁にする方や、長期滞在予定の旅行に最適です。欠点としては、限られたデータ容量を含んだプランしか提供しておらず、旅行中にギガ不足になる恐れがあります。また、アメリカ周遊またはアメリカ＋カナダ向けプランも提供しています。

データプラン	ドルの料金
30日間 – 5GB	11$（約1470円）
30日間 – 3GB	11$（約1470円）
1日 – 500MB	2.9$（約390円）
30日間 – 10GB	24$（約3200円）
30日間 – 20GB	29$（約3860円）
12ヶ月間- 24GB	68$（約9050円）
30日間 – 200GB	200$（約26620円）
30日間 – 50GB	88$（約11710円）

Ubigiのアプリは、eSIMの購入以外にも、インストールやチャージもできちゃう、とても使い勝手が良いアプリです。それに加えて、他のデバイスとテザリングができる機能があります。

Ubigiのもう1つの魅力は、スマートカーにも対応するeSIMを提供しているところです。例えば、Jaguar、Fiat、Land Rover、Alfa Romeo、Jeep などは既にこの技術を搭載しています。

この表は、UbigiのeSIMの機能を評価したものです。次のリンクからは、Ubigiに関する私たちの感想を読むことができます。私たちの感想、Ubigiを試してみる価値あり？

データ通信	使用期間	カスタマーサポート	価格	アプリ	回線速度	テザリング	支払い可能な通貨	合計
4	3.5	4	4	4.5	4	4.5	4.8	4.1

6. Nomad（ノマド）のアプリ　

メリット	・地域別、国別、世界周遊のデータプランを提供・購入とインストールが簡単・アプリが簡単で、eSIMのチャージも可能・価格、ギガ数が異なるeSIMプランを提供・112カ国で使用できるeSIMを提供・ウェブサイトやアプリからカスタマーサポートサービスを利用可能・お手頃価格
デメリット	・最大ギガ数が10GBまでで、無制限データプランを提供していない・短期間プランのギガ数が限られている（1GB）・eSIMプラには、通話とSMSが含まれていない・使用期間は7日と30日間のプランのみ・カスタマーサポートサービスは英語対応のみ

Nomadは、海外旅行でインターネットへの接続を可能とするeSIMを提供する会社です。Nomadの最大の特徴は、ウェブサイトだけでは無く、アプリからも素早く、簡単にeSIMを購入できることです。NomadはSimOptionsと同様に、分かりやすく、使いやすいマーケットプレイスです。

Nomadは、100カ国以上で使えるデータプランを提供していて、複数の国へ旅行する際に便利な周遊プランも提供しています。アメリカ向けプランの利用期間は幅広く、3日、5日、10日、15日、30日、60日間で、1GBからG100Bのギガ数が含まれています。しかし、無制限データプランがないので、旅行中にチャージする必要があります。

Nomadのウェブサイトとアプリからは、T-mobile、Truphone、AT&TのeSIMを見つけることができます。しかし、AT&Tは割高です。

データプラン	ドルの料金
3日間 – 1GB	4$（約540円）
5日間 – 3GB	10$（約1340円）
10日 – 5GB	14$（約1880円）
15日間 – 10GB	24$（約3210円）
30日間 – 15GB	30$（約4020円）
30日間- 20GB	34$（約4550円）
30日間 – 20GB	42$（約5620円）
30日間 – 50GB	125$（約16720円）
30日間 – 100GB	240$（約32100円）

Nomadのアプリは、消費したギガ数の管理やギガ不足になった際にチャージができるので、とても便利です。アプリからカスタマーサポートサービスも利用できますが、対応言語は英語のみです。

以下で、NomadのeSIMの機能を評価するランキングを紹介します。

データ通信	使用期間	カスタマーサポート	価格	アプリ	回線速度	テザリング	支払い可能な通貨	合計
4	4	3.5	3.5	4	3	4	3	3.6

アメリカ向けに最適なeSIM

必要なネット環境は旅行によってことなるので、eSIMを購入するために比較する重要なポイントは沢山あります。そのため、私たちの経験上、各旅行に最適なオプションを紹介します。

旅行中にギガ不足の心配を避けたい場合は、無制限データのeSIMが最適です。唯一無制限データプランを提供しているのはHolaflyのeSIMです。Ubigi、Nomad、Airaloなどでは、すでにインストールされているeSIMをチャージすることができますが、追加料金を支払わないのがベストです。

もし、データ通信が限られているeSIMを購入する場合は、以下に、いくつかのSNSや動画配信サービスで消費する、おおよその通信量を表にまとめました。

アプリ	1時間あたりのデータ消費量
Instagram	0,12GB – 0,18 GB
Facebook	0,12GB – 0,18 GB
Twitter	0,06 GB
Tiktok	0,18 GB – 0,8 GB
Netflix	0,3GB – 7GB
Youtube	0,14GB – 1,7 GB
Amazon Prime	0,8GB – 6GB

eSIMの設定は、数分で完了するほどシンプルですが、より簡単に行えるように設定手順を工夫する販売店もあります。はじめに、お使いのスマートフォンが購入する販売店のeSIMと互換性があるかを確認することが重要です。互換性については、各販売店のウェブサイトで確認することができます。Ubigiの場合は、アプリをインストールする際に、確認することができます。

アメリカ向けeSIMの購入は、HolaflyとSimOptionsみたく、ウェブサイトから行える場合とNomadとUbigiみたく、公式アプリから行える場合があります。Holaflyの様に、初心者に優しく使いやすいウェブサイトもあれば、SimOptionsの様に、少し複雑で情報料が多すぎるウェブサイトもあります。

NomadとUbigiは、アプリからeSIMのインストールができます。Holafly、Airalo、SimOptions、Nomadの場合は、eSIMの購入後にメールに届くQRコードをスキャンするだけでインストールができます。さらにHolaflyの場合は、ノートパソコンが無くてもアプリからeSIMのインストールに必要なコードを取得できます。

eSIMをインストールする際に、何か分からないことや問題が発生した時に、カスタマーサポートサービスを利用できることはとても重要です。というのは、Maya MobileやAiraloなど、ほとんどの販売店はチャットボットサービスを提供していますが、返答に時間がかかったり、英語でしか対応できなかったりする場合があるからです。SimOptionsの場合は、選択したeSIMの販売店(ブランド)によって異なります。Holaflyのカスタマーサポートサービスは、日本語対応でLINEで1分以内に回答してくれるので、凄く便利で頼れるサービスです。

旅行中に、他のデバイスとテザリングをしたい場合は、Airalo、Ubigi、一部のSimOptionsのブランドなどを利用できます。

eSIMの価格も重要なポイントです。AiraloやMaya Mobileは、比較的お得な価格でeSIMを販売していますが、データ量がとても限られているため、旅行中にギガ不足になる可能性が高く、結局はチャージで追加料金を支払う羽目になってしまいます。そのため、少し多く費用を当ててでも、Holaflyの無制限データプランを購入し、安心した旅を満喫しましょう。

HolaflyのeSIMは、間違いなくアメリカ旅行に最も最適なオプションです。無制限データプランを提供しているだけでは無く、1分以内に返答してくれるカスタマーサポートサービスも魅力敵です。Holaflyを利用している限り、ギガ不足になる心配はありません！

アメリカでインターネットを利用できるその他の方法

eSIMは、次の表で紹介する利点や使いやすさから、アメリカで使える一番おすすめなネット接続方法です。しかし、他にも旅行中に利用できる選択肢をいくつか紹介します。

快適	・お申込み完了から最短即時開通・旅行前からオンラインで購入可能・インストールが簡単で、カード型のSIMとは違い、元のカードとの差し替えが不要・目的地に着陸した後、店舗に行くことなく、すぐにネットワークに接続可能・渡航期間と希望に合ったプランを選べる・旅行中にポケットWifiのように、充電器の持ち運びが不要・旅行中にポケットWifiのように、追加機器の持ち運びが不要
安心	・SIMカードやポケットWifiとは異なり、eSIMなら24時間（販売店によっては日本語で）サポートを受けることが可能・携帯電話以外のデータ通信用端末を置き忘れたり、紛失したりなど余計な心配が不要
安全	・ハッキングに対して脆弱な公共のWi-Fiネットワークの使用を避けることができる・無料Wifiを利用するために個人情報を入力する必要もなし・SIMカードのように、手間のかかる携帯端末の操作の必要もありません

1. SIMカード

SIMカードは現在、最も普及しているオプションの1つにも関わらず、欠点も多くあるのが現状です。

メリット	・購入できる販売店と選べるデータプランの選択肢が多い・短時間でSIMカードの取り付けが可能・オンラインまたは実店舗で購入可能・現地の電話番号で電話をかけたり、メッセージの送信が可能
デメリット	・SIMカードの差し替えが必要のため、破損・紛失する可能性がある・実店舗で購入するか、SIMカードが自宅に届くまで待つ必要がある・旅行用のSIMカードの契約が切れると、別のSIMカードと交換する必要がある・SIMカード購入前に使用していた電話番号はそのまま使用ができない

アメリカでインターネットに接続するためのSIMカードのメリット・デメリット

アメリカの現地でSIMカードを購入できる主な通信事業者は、AT&TとT-Mobileです。空港や都市のショッピングエリアなどの実店舗のほかに、オンラインストアもあります。

SIMカードの価格は、販売店、利用可能なギガ数、および利用可能期間によって大きく異なります。例えばT-mobileは、SIMカードは無料で、公式アプリまたはウェブサイトから用途に合ったデータプランを購入できます。価格は30日間のデータプランに含まれるギガ数によって異なり、38ユーロ（約5320円）〜57ユーロ（約7980円）です。

以下は、アメリカの主な大手通信事業です。お手持ちの携帯端末が、アメリカのSIMカードの周波数帯（バンド）に対応しているかご確認ください。

2. ポケットWiFiをレンタルする

アメリカでインターネットを利用する別の方法は、 ポケットWiFiです。ポータブルのルータを持ち歩くことで、どこにいてもインターネットにアクセスすることができます。

メリット	・複数のデバイスで同時に使用可能・用途に合ったギガ数のデータプランを選べる・お使いの携帯端末にインストール不要
デメリット	・インターネットに接続するための選択肢では最も高額・選べる販売店が少ない・通常は長期契約・データプランに加えて、レンタル料、端末補償、送料を支払う必要がある・充電の持ち時間は最大6時間・他の人と一緒に使用する場合は、同じ空間にいる必要がある・どこへ行っても持ち運ばなければいけないため、紛失するリスクがある

ポケットWiFiの価格は、通常月額40ユーロ（約5600円）で、これに端末のレンタル料と送料が加算されます。さらに、最大100ユーロ（約14000円）の端末補償または損失に対する罰金を追加する必要があります。

ポケットWiFiは、特定の場所のみでインターネット接続が必要な場合、長期間海外へ行く場合、そして複数人で旅行する際はインターネット通信と費用を共有することができる接続方法です。

3. アメリカで無料のWiFiネットワークを探す

これは最も安いインターネットへの接続方法です。無料でWiFiを利用するために、何時間もカフェで過ごす経験は、誰もがしたことがあるはず。そして、これは最もイライラする接続方法でもあります。接続が遅かったり、時間制限があったり、利用登録に個人情報を入力する必要があったりと、様々な原因があります。

メリット	・無料で接続可能・携帯端末に別の何かを何かインストールする必要なし
デメリット	・無料のWiFiスポットを見つけるのが難しい・公共のWiFiは通信が遅かったり、接続の問題がある場合がある・多くの場合、利用登録に個人情報を入力する必要がある・一部のフリーWiFiは時間制限がある・常にWiFiルータの近くで接続する必要がある・ハッキングに攻撃されやすいネットワーク

公共の無料WiFiは、安全上の理由から慎重に使用する必要がある選択肢です。公共のWiFiスポットは、個人情報にアクセスするハッキングやサイバー攻撃に対して非常に脆弱です。そのため、接続時間をできるだけ短くし、特定の目的にのみ使用し、個人情報を公開しないことをおすすめします。

アメリカでの旅行中に役立つ、無料WiFiスポットの場所をいくつかご紹介します。例えば、空港、美術館、地下鉄、公園、カフェ、レストラン、ホテルなどでWiFiスポットを見つけられます。Facebookやアプリなども、無料のWiFiスポットの情報を提供しています。

4. アメリカでローミングを有効にする

通信料が高額のため、利用されなくなってきているのが、データローミングとも呼ばれるローミングです。何もインストールする必要がなく、電話番号はそのままに電話を受けられ、すぐにインターネットにも接続できるため、手軽な選択肢ですが、請求額は非常に高額です。

日本には、海外でローミングサービスを提供する携帯通信事業者がいくつかあります。例えば、NTTドコモ、 au（KDDI）、ソフトバンクが挙げられます。旅行前に現在契約中のプランと、海外向けeSIMと比較できるように、ローミングにかかる費用について確認することをおすすめします。

最終的に別のインターネット接続方法を使用する場合は、携帯電話のデータローミングをオフにしましょう。eSIMを使用する場合は、主回線を変更することを忘れないようにしましょう。

メリット	・携帯電話に別途で何かをインストールする必要なし・海外でネット接続のために、他のサービスを購入する必要なし・すぐに電話の受発信、メッセージの送信、インターネットに接続が可能
デメリット	・最も高額なネット接続方法である・気づかないうちにローミングが起動することもある・すべての携帯通信事業者がこのサービスを提供しているとは限らない

アメリカ向けeSIMに関するよくある質問

※ 1€＝140円（2023年1月時点）で換算しています。